台北市の西側に位置する西門町は、歴史ある街並みと新しいトレンドが融合した魅力的なエリアです。
週末になると多くの若者で賑わい街中が活気溢れていますが、大人でも楽しめる美食・カフェ・贅沢ホテルも有り！
今回は西門町に来たらぜひ寄って欲しいおすすめの場所をご案内します。
もくじ
フォトスポット
レインボーカラーの横断歩道
まずはここは外せない！というか西門町に来たらきっと目にする場所、「6號彩虹」です。
アジアでは初の同性婚が法制化された台湾ですが、LGBT、多様性をシンボルとしたレインボーカラーの横断歩道は、様々な文化が集まる西門にはぴったりですね。
朝早い時間からも、既に写真撮影をしている人たち。特に天気の良い日はTAIPEIの文字と6色が写真映えします。
仕切っている人がいるわけでは有りませんが、なんとなく撮影の列ができて順番に、思い思いに写真や動画を撮っていました。
忘れてはいけないのが、あくまでも道路なので、車やバイクが走っています。車の信号が赤になった時だけ撮影できるので、夢中になりすぎて事故に遭わないように気をつけてくださいね。
場所：MRT西門駅の6番出口を出たらすぐ
西門でこれだけは食べたいグルメ
天天利美食坊
魯肉飯で有名な「天天利」。お店の前はいつも行列ができている人気店です。
テイクアウトの人も多いので、イートインの列に並びます。イートインは「内用（ネイヨン）」と伝えればOK。
待っている間に注文を決めます。日本語のメニューもあるので安心！
店内は広くなく、長いカウンターに横一列に並んで座ります。狭いのが難点だけど、さらっと食べてすぐに出るので回転率は良いです。
魯肉飯（加煎蛋）ルーローファン（＋卵焼き）小50元（約235円）
蘿蔔糕 大根餅 60元（約282円）
魚丸湯 魚のつみれスープ 35元（約165円）
ルーローだけと、卵焼き付きかが選べますが、ここはやっぱり卵焼き付きを選んで欲しい。
濃いめの味で、豚肉の脂身も少なめ。とても美味しいです。好みによりますが、私の魯肉飯ベスト3に入っています。
八角が苦手な友達は、ここのは入って無いから食べやすいとも言っていました。
大根餅は外側がカリッと焼けて美味しいですよ。甘めとちょっと辛めのソース2種類がついているので、合わせて食べてみてくださいね。
MAP
住所：台北市萬華區漢中街32巷1號
電話：02 2375 6299
営業：10時30分～22時30分
定休：月曜日
阿宗麵線
西門のB級グルメとして忘れてはいけないのが、台湾式そうめんの「阿宗麵線」。1975年から続く人気の老舗店です。
イートインスペースがないので、店前にベンチはあるけど、ほぼ誰かが座っているので、基本立ち食いです。
メニューは一つしかないので、大か小を選ぶだけ。
パクチーが嫌いな人はパクチー無しもできます。「不用 香菜（ブヨン シャンツァイ）」と言いましょう。
外国人も結構並んでいますので、お店の人は英語も分かるようです。
大75元 小60元
こちらの写真は小ですが、それでも結構たっぷり入っています。
カツオ出しのスープが効いていて日本人にも馴染みのある味。私は普段モツはあまり食べないのですが、こちらのモツは美味しくて完食しました。ちなみに箸はなく、麺もレンゲで食べます。ちょっと食べずらさも有りますが、それも含めて楽しんでみてくださいね。
MAP
住所：台北市萬華區峨眉街8-1號
電話：0223888808
営業：8時30分〜23時
老天禄滷味
次はおつまみにおすすめな惣菜のお店「老天禄滷味」。
滷味（ルーウェイ）とは、肉や卵、野菜を醤油ベースのスープで煮込んだ料理のことを言います。よく夜市の屋台で見かけ、自分の好きな具材を選んで調理してもらうのですが、実際この仕組み、知らない人からするとどうやって注文すればいいか分からず食べたことないという人も多いのでは。
こちらのお店は既に調理済みなので、並んでいる商品をただ選んで袋に入れて貰えば良いので簡単です。
卵、昆布、豆腐、鶏肉など食べやすいものから、日本ではなかなか食べれない鴨の頭や脚、首、舌など、珍しいものも有ります。
せっかく台湾に来たらぜひ変わったものを食べてくださいとおすすめしたいところですが、かくいう私もグロテスクな見た目の物は食べられず（笑）、いつもは手羽先などを注文しています。しっかり味が染み込んでいる品々はどれもハズレがなく、食が進みます。
こちらもテイクアウトのみなので、夜ホテルで食べるのにおすすめです。
MAP
住所：台北市萬華區武昌街二段55號
電話：0223615588
営業：10時〜22時
珍しいデザートにも挑戦
楊記花生玉米氷
台湾のかき氷といえば、マンゴーかき氷が有名ですが、こちらのお店「楊記花生玉米氷」は一味違ったかき氷が食べれます。
テレビ番組や雑誌などにも多く掲載されている様子。
花生玉米芋頭冰 105元（約470円）
こちらはなんとトウモロコシのかき氷！
トウモロコシをかき氷の上にのせる発想なんてありました？！ちょっと変わり種を食べたい時には、挑戦してみて欲しい一品です。今回は、タロイモも一緒にトッピングしました。トウモロコシは甘さと少し塩味が足されています。甘いタロイモと一緒に食べると、不思議な美味しさです。氷はガリガリとした荒めで、それがまたこの野菜かき氷に合っている気がします。
MAP
住所：台北市萬華區漢口街二段38號
電話：0223752223
営業：11時〜22時
落ち着いた雰囲気レトロカフェ
蜂大咖啡
おしゃれなカフェが続々とできる台北に、昔ながらの喫茶店は貴重。「蜂大咖啡」の数メートル前からふわっとコーヒーの良い香りが漂ってきます。
店頭には大きなガラス容器にクッキーや中華系のお菓子が整然と並べられていて、レトロな雰囲気が絵になる！
週末の朝になると行列もできていて、地元の年配の方から外国人観光客までお客さんの層が広く、長く愛されている店だと感じられます。
モーニングセット 130元（約610円）
朝11時までのモーニングセット。台湾の物価もどんどん値上がりしている中、この量で130元はとってもお得！
コーヒーは少し酸味のある濃く力強い味で、眠気を覚ますにはもってこい。朝食と頂いていたら、ついついおかわりしたくなります。
薄めの食パンが2枚。イチゴジャムとバターが添えられているのが嬉しい。目玉焼きは半熟か両面焼きかにするか聞いてくれます。
お隣との席が近くて、おしゃべりしてるのもまる聞こえなんですが、それでもなんだか居心地の良い空間なんです。
MAP
住所：台北市萬華區成都路42號
電話：0223316110
営業：8時〜22時
4F劇場咖啡
MRT西門駅の近くにある臺北市中山堂。日本統治時代に台北公会堂として建てられました。
現在は、ホール、イベント会場などに使用されています。
そして4階にはカフェが入っています。この日は何のイベントもない日だったので、ひっそりとした廊下や階段を登って上がっていきます。（エレベーターも有り）こんなところに、といった奥まった場所にあるので、最初は戸惑うかもしれませんが、とりあえず4階を目指しましょう。
入り口には緑のクラッシック調のピアノが置かれています。
最近のおしゃれカフェとはまた一味違った、映画に出てきそうなレトロな雰囲気。
現煮頂級奶茶 フレッシュミルクティー 220元（約1,030円）
小さなカップにミルクティーを入れて飲むタイプ。たっぷり入っているので、なかなか無くなりません。
明蝦鮮燒賣 シュリンプシュウマイ 160元
そして、こちらのカフェの特徴として飲茶がメニューにあるんです！珍しいですよね。
小腹が空いた時にはちょうどいいです。もちろんケーキもありますよ。
ここは穴場かなと思っていましたが、週末の午後からは人が増えてきました。一人だと相席になる場合もあります。
MAP
住所：台北市中正區延平南路98號
電話：0223315055
営業：11時〜19時
西門のおすすめホテル
最後に西門町に宿泊するなら、こちらのホテルをおすすめ！
索拉利亞西鐵飯店 台北西門（ソラリア西鉄ホテル）
2023年8月にオープンした日系ホテルです。場所はMRT西門駅6番出口から徒歩約6分。
中華路に面した背の高いビルで、一際目立っています。
フロントには日本語を話せるスタッフもいるので安心。
スタンダードツイン
お部屋はアジアモダン風。出来たばかりなので、綺麗なのは当たり前ですが、ライトやソファ、床などちょっとした場所までおしゃれです。
コーヒーやお茶が置いてありました。急須や湯呑みまでセンスの良さが表れていますね。
実はこの上の棚にも飾り皿が置かれているんです。アート作品にもこだわりが見えます。
そして、なんと浴室とトイレの部屋は別。これは嬉しいですね。
写真では隠れていますが、お風呂用の椅子も置いてあります。これが置いてあるホテルは珍しいですね。
気になる朝食も和洋中のビュッフェでどれも美味しく大満足でした。
和食には焼き魚、納豆、味噌汁の定番メニューからちらし寿司なども置いてありました。
中華には自分で作る鹹豆漿や魯肉飯も有り。
台湾に来たら、外へ朝食を食べに行きたいところですが、ホテルの朝食も捨てがたい。ここなら、色々な美味しい料理を楽しめるし、ずっと中華は飽きるという方には和食が充実しているので、おすすめです。
ぜひ西門町でホテルを探すなら、こちらのホテルもチェックしてみてください。