日本では新幹線などで遠距離に行くときの楽しみの一つとなる駅弁。
電車の中で食べる駅弁は、いつものごはんとは気分も違って楽しいですよね。(コロナ禍ではなかなか難しいですが……)
台湾にも駅弁文化があり、毎年駅弁フェス(鐵路便當節)が行われています。
今回この駅弁フェスに行ってきたので、写真とともにレポートします!
もくじ
駅弁フェスは2020年で6回目
2020年の駅弁フェス(鐵路便當節)は、11月13日から16日までの4日間開催されました。
(こうしたイベントも中止にならず開催されたのは、台湾のしっかりした新型コロナ対策のおかげだと思います)
開催は今年で6回目だそうです。
1,688元以上購入した方向けの限定オリジナルグッズもありました!
台北駅の広い吹き抜けスペース(白黒のタイルが敷き詰められていて、週末は東南アジア系の方が集まっているところ)が開催場所です。
なかなかの広さですね。
ステージも設置されていて、ゲストの方のお話しをうかがっているようでした。
DIYスペース。
さて、ここからどんどんお弁当の写真(買わなかったので看板ですが)をご紹介していきます!
まずは台湾の駅弁からです。
「福井」とあったので日本の福井県と関係があるのか?!と思ったら……
台湾でよくある、日本っぽい名前を付けているだけのようでした。
鮭が入っていて美味しそう!
日本の一般的なお弁当は、ごはんとおかずが分けて入れられていますよね。
(鶏めしやのり弁など、ごはんの上にのっているものもありますが)
台湾のお弁当は、ごはんの上におかずがのっていることが多いです。
家庭での食事の際も取り皿などは用意せず、ごはんが入っている茶碗に直接おかずを取って食べるスタイルなので、それと同じなのかな?と個人的には思いました。
TR=Taiwan Railway(台灣鐵道)
台湾の駅弁と言ったらこれ?!の台鐵便當です。
ホテルのお弁当ブースも。
これはお弁当かと思ったら、電車の形をした水でした!
電車好きの子どもが喜びそうですね~。
台湾の電車を模したイートインスペースも
会場内には写真のように台湾の電車を模したイートインスペースが設けられていました。
(新型コロナ対策でテーブルには透明な仕切りを設置していました)
「駅弁はやっぱり電車の中で食べたい!」という方には、電車に乗らずとも雰囲気が味わえてありがたいですね!
筆者が行ったのはお昼時(11時頃)だったので、多くの人で賑わっていました。
立って食べられるスペースも設けられていました。
鉄道関連グッズも販売
駅弁フェスでは、電車の模型やタオル、カレンダーなど、鉄道関連のグッズも販売されていました。
台湾にも鉄道ファンは密かにたくさんいるのかもしれません。
こちらは台湾でスタンダードなステンレスのお弁当箱。
冷たい食事を好まない台湾では、お弁当を電鍋などで温め直して食べることが多いので、熱に耐えられる素材のお弁当箱が必要なんです!
東武鉄道など日本の鉄道5社も出展
駅弁フェスには、日本からJR東日本、東武鉄道、西武鉄道、一畑電車、近畿日本鉄道の5社が出展。
ほとんどが数量限定でお弁当を販売していたようで、筆者が行った11時頃には1回目の分はほぼ売り切れてしまっていました。
(気軽に旅行に行けない今、台湾在住日本人や日本好き台湾人がこぞって買いに来たのかも?!)
SLの形のお弁当箱に入った東武鉄道のお弁当。
450元(約1,600円)とお高めですが、「埋蔵金PREMIUM」とあるので仕方ないのかな……?!
新幹線の形のお弁当箱に入ったJR東日本のお弁当は台湾でも人気が高いようです!
島根のおにぎり弁当。
買ってみればよかったと後悔した筆者……。
写真撮影に気づいたスタッフの方がピースしてくれていました!(感謝)
台北駅構内には崎陽軒がオープン
台北駅構内には、最近(2020年8月)シウマイ弁当で有名な崎陽軒の海外1店舗目がオープン。
日本ではお弁当は冷めた状態で食べるのが一般的ですし、崎陽軒も実際「冷めても美味しい」を売りにシウマイ弁当を販売しています。
しかしここ台湾では、冷たい食事や飲み物は好まれず、温かい状態のものが求められます。
台北駅の崎陽軒では、台湾人のニーズに応え温かいシウマイ弁当も販売。
1個175元(約630円)とお高めですが、特に台湾在住の日本人や日本好きの台湾人は喜んでいるようです。
電車での長旅にはぜひ駅弁をお供に!
駅弁フェスは年に一度ですが、台北駅構内にはこの記事内でもご紹介した台鐵便當を売っているところがいくつかあります。
台湾で電車の旅をする方は、ぜひお弁当を買って台湾の味を噛み締めながら台湾旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?
台湾の味が苦手な方も、どうぞご安心ください!(筆者も実はあまり得意ではないんです……!)
台北駅構内には崎陽軒のシウマイ弁当の他にもまい泉のとんかつサンドなど、日本発のものもいろいろ売っています。
好みに合わせて、電車旅のお供を選んでみてくださいね!