台湾のソウルフードと言えば魯肉飯(ルーローファン)!台湾人にとって昼食夕食にさらっと食べて帰る、生活に密着している食べ物です。
そんな魯肉飯、台湾に来たことのある方なら一度は食べた事があるのではないでしょうか。
台北でも提供している店は数多くありますが、各店微妙に違いがあります。
今回は台湾在住の筆者が厳選した、絶品魯肉飯のお店5選をお届けします!
もくじ
ルーローファンとは?
魯肉(ルーロー)は豚肉に醤油や砂糖、米酢、八角などを調味料に入れてじっくり煮込んで作ります。魯肉は柔らかく、豚肉の旨みがしっかりと染み込んでいるのが特徴。白飯の上に魯肉をかけ、ゆで卵、漬物などを添えて頂くことが多いです。
シンプルながら、豚肉のコクと醤油の風味がよく合わさり、台湾のB級グルメとして海外からも人気です。
金峰魯肉飯
台湾で魯肉飯と言えば、こちら!といっても過言ではない有名店。
店構えは変わらず古い感じですが、味はお墨付きです。
アクセス
住所:台北市中正區羅斯福路一段10號
MRT中正紀念堂
2番出口を出てすぐ
店内と注文方法
食事時になると行列ができていますが、比較的回転率は高いです。
順番が来るとお店の方が席を指定してくれます。
台湾のこのような小さなお店は相席になることが多いです。
注文は紙のメニューに数量を書いて店員に渡したらOKです。
人気店の魯肉飯
魯肉飯 小35元 中45元 大60元
脂身が多めの豚肉は細目に切ってあり、シイタケと一緒に煮込んであります。
甘辛く煮込んであり、しっかり味が付いていて美味しい!
上には白瓜の漬物がのっています。
蛤蜊鶏(グーリージー) 65元
スープは何種類かありますが、私がいつも頼むのは蛤と鶏が入った優しい味の蛤蜊鶏スープ。濃いめの魯肉飯に合います。
魯鴨蛋(ルーヤーダン) 20元
鴨の煮卵。鴨の卵はちょっと硬めでキュッと身がしまった食感です。魯肉飯に乗っけて一緒に食べるのが美味しいです。
黄記魯肉飯
こちらも魯肉飯の有名店。私も大好きなお店です。
アクセス
住所:台北市中山區中山北路二段183巷28號
MRT中山國小
晴光公園の前です
店内と注文方法
店内は清潔的でお店の奥の方にトイレもあります。
注文はメニュー表に書いてお店の人に渡します。
料理が運ばれて来た時にお支払いをします。
ちょうど良い味付け魯肉飯
魯肉飯 小30元 大45元
細切れの魯肉で、油っぽくなさすぎずちょうどいい塩梅。そして揚げたエシャロットが魯肉と混ざり合い、更にいい味を醸し出しています。
そして上にはきゅうりの漬物が。
魯白菜 50元
写真上側にある、白菜の煮込みは一緒に注文して欲しい一品です。
白菜がとろとろになるまで煮込んであり、ダシが効いていて日本人も好きな味です。
鶏肉絲飯 小35元 大50元
魯肉飯の紹介ではありますが、実はこれも紹介したい!このお店、鶏肉飯も美味しいんですよ!!
もし、魯肉飯がそんなに好きではないという方は、ぜひ鶏肉飯を頼んでみて下さい。
弾力のある鶏肉にタレがかかっている一品は間違いなくお気に入りになるはず。
富霸王豬腳
店名に豬腳(豚足)とあるように、トロトロに煮込んだ豚足が食べれるお店です。
豚足と聞くと、あの形が苦手・・と言う方もいるのでは。
かくいう私も実は豚足は苦手です。
ただ、豚足専門店が作る魯肉飯が美味しいのは想像が付きやすいかもしれません。
アクセス
住所:台北市中山區南京東路二段115巷20號
MRT松江南京
徒歩1分、四平街にあります
店内と注文方法
食事時になると、店内で食べる人の行列ができ、テイクアウトの人達が店の周りを囲みます。
店の前には長時間煮込んだであろう豚足がごろごろと並べてあるのが見えます。
先ずは行列に並んで、レジまで来ると先に注文です。人が多いと若干焦らされるので、先に注文するものを決めておいた方が良さそうです。
注文後に席へ案内されます。店内は暗めでなぜかムーディな青い照明が灯っているのが意外で面白い。
とろとろ魯肉飯
魯肉飯 30元
魯肉は少なめですが、見るからにトロトロですね。
タレは甘くなく、あっさり味。唐辛子が少し入っていて、たまにぴりっと辛味を感じることもありますが気付くか気付かない程度です。
滷蛋 20元
霸王腿節(バーワントゥイジェ) 110元
腿扣(腿部分)、腿節(関節部分)、跟腳蹄(蹄部分)の3種類がありますが、私が訪れた夕方には、一番人気の腿扣は売り切れでした。食べてみたい方は昼間早めに行った方がいいかもしれません。
ということで、私は腿節を注文。
若干豚肉の足の原型が垣間見れるのですが、とろけるようなお肉は絶品です!
燙青菜(タンチンツァィ)
茹で野菜。その日によって野菜は変わります。
この日はキャベツでした。うっすらと醤油の味付けがしてあり、普通に美味しかったです。
三元號魯肉飯
こちらは台湾人の同僚がお薦めしてくれた、創業100年以上続く老舗。
三元號は開店当時の100年前に魯肉飯が3元だったことから、店の名前になったそうです。
アクセス
住所:台北市大同區重慶北路二段11號
MRT中山と北門の中間
寧夏夜市、円環近く
店内と注文方法
店内もレンガ風の壁でおしゃれな雰囲気。
注文はメニュー表に書いて店員さんに渡したらOKです。店員さんもとても親切です。
あっさり魯肉飯
魯肉飯 小30元 大40元
見た目から分かるように、脂身が少ないそぼろ風の魯肉飯。脂身がちょっと苦手という人には食べやすく、赤身がメインなので味もあっさりめです。
魚翅肉羹(ユーチーロウガン)小60元 大80元
魯肉飯と別にもう一つの看板メニューがフカヒレ、タケノコ、椎茸、お肉が入ったトロミのあるスープ。少しの酸味とスパイシーなスープ。さらにお好みで黒酢をかけて食べると美味しかったです。
滷肉飯店
一見カフェかプチホテルかと思う店構え。
このオシャレな雰囲気のお店は台湾のガラスメーカーTGが運営をしています。さすが、センスがいいですね。
アクセス
住所:台北市松山區南京東路三段261號1樓
MRT南京復興駅
6番出口近く
店内と注文方法
店内はスタイリッシュで、一般の魯肉飯の店のイメージを覆します!
もちろん昔からあるちょっと小汚系の(失礼…)お店も味があっていいんですが、こんなオシャレなお店だと写真映えが好きな若者や老舗店の雰囲気が苦手な人、外国人なども入りやすいのかなと思いました。
席は大きなテーブルが2つと2人席がいくつかあり、自分で好きな席を選びます。
注文は真っ白なカウンターで。セットメニューと単品があります。
お支払いは先に済ませます。
おしゃれ魯肉飯
A SET (小滷+燙青菜+滷蛋+油豆腐+四季春烏龍茶) 160元
滷肉飯と茹で野菜(空芯菜)と厚揚げ豆腐+卵、烏龍茶のセット。
滷肉は脂身が多めでしっかり煮込まれています。魚のでんぷがかかっており、あまじょっぱい二つの味が重なり、美味しいです!実はお店がオシャレなだけで滷肉飯にそんなに期待をしていなかったのですが、意外や意外、嬉しい誤算でした。
空芯菜はシンプルな料理ですが、間違いないお味で箸が進みます。
厚揚げ豆腐はしっかり味が染み混んでいました。
写真で見るとどれも小皿に見えるかもしれませんが、私はお腹いっぱいになりました。
一般のお店よりは高めの価格ですが、綺麗な環境で落ち着いて食べれるので、たまにはこんなお店でいただくのもいいですよね。
ちなみに隣ではTGの商品が販売されており、食事後は鑑賞するのもおすすめです。
まとめ
今回は5つのお店を紹介しました。どこも滷肉飯やお店の雰囲気に特徴がありますね。
皆さんはどんなタイプの滷肉飯が好きですか。
台北だけでも数えきれないほどのお店があり紹介しきれませんが、ぜひお気に入りの滷肉飯を探してみて下さいね!