乗りこなせればどこでも行ける?!台湾バスの乗り方・注意点

台湾を初めて訪れる方は、MRT(地下鉄)やタクシーを使って移動することが多いかと思います。

日本の交通費(の高さ)に慣れていると、台湾の交通費はタクシーですら「安い!」と感じますし、実際便利なのでそうした移動手段を有効活用するのももちろんいいでしょう。

でももっと安く、そしてMRTなどが走っていないちょっと行きにくい場所に行きたいなら、意外にもバスがおすすめです!

この記事では、台湾バスの乗り方や日本との違い、台湾でバスに乗るときの注意点などを解説します。

台湾バスの乗り方は?日本と何が違う?

台湾と日本のバスの違いとしては、主に以下の2つが挙げられます。

  • 乗るときには手を挙げて「乗ります」アピールをする必要がある
  • 時間通りに来ない

 

1つ目の「乗ります」アピールは、台湾ではとっても大事です!

日本では、バス停に立っていればバスは自動的に停まってくれますが、台湾ではそうはいきません。

手を挙げていないと、バスは無情にも素通りしてしまいます。

(これを知らず痛い目に遭う方は少なくないかも?!)

 

2つ目に関しては、「日本じゃないから仕方ない」という感覚でしょうか……。

日本は電車やバスなどの公共交通機関はとにかく時間ピッタリに運行されていて、数分遅れたら謝罪のアナウンスが入るほどですよね。

筆者はヨーロッパ(ドイツ・オーストリア)で生活したこともあるのですが、台湾はヨーロッパほどはひどくないかと思います。(比較的日本に近い……はず)

でも、日本ほど時間に正確かというと、ちょっと怪しいですね。

電光掲示板にはもうすぐ到着のバスの番号や、次にバスが車での時間が表示されます。

基本的には信じていいかと思いますが、ときどき急に表示が消えたり変わったりすることも。

確実に乗りたいときは、乗りたいバスの番号が書いてある乗り場でじーっと来るバスを見ていたほうがいいかもしれません……!

 

大きいバス停では、きちんと並ぶように地面に線が書かれていることもあります。

その場合は、線に沿って並ぶようにしましょう。

台北駅のバス停には、こんなふうにわかりやすく行き先などが大きく電光掲示板に表示されていました。

矢印の方向に進行するので、行き先と反対方向に進むバスに乗らないようにご注意くださいね。

 

今回写真を撮影したバス停は台北駅の大きいバス停だったので、反対方向行きのバスはまた別の場所から出ているようでした。

でも大通りを通っているバスだと、道の両側にバス停があって、同じバスの番号でもそれぞれ反対方向に行くことが多いので、進行方向はよく見ておきましょう!

Googleマップや台湾バスのアプリを使えばバスの番号が調べられる!

バス停には写真のようにバスの番号・行き先が表示されたものが掲示されていますが、これはバス停に行かないと見られないですよね。

バスに乗るときに活用したいのが、Googleマップやバスのアプリです。

Googleマップで行き先を入力して検索すると、バスを使った経路もいくつか出てきます。

バス停の場所やバスの番号、行き先までの所要時間が表示されるので、それを見て動くといいでしょう。

 

台湾のバスアプリはいろいろあるかと思いますが、筆者は「台灣公車通」という無料アプリを使っています。

台北だけでなく、台湾の各地のバスを調べられるので便利です!

台湾でバスに乗るときの4つの注意点

最初にお伝えしたように、乗車時には「乗りますアピール」が必要な台湾のバス。

これ以外にもいくつか注意したいことがあるので、ご紹介します。

1. 飲食する場合は飲食可能かどうか確認する

暑い時期など、バスに乗っていてのどが渇くこともあるでしょう。

MRT(地下鉄)で飲食禁止なのはご存知の方が多いかと思いますが、バスも飲食禁止のマークが表示されていることが多いです。

どうしても飲食したくなったときは、その前にバス内に禁止表示がないかどうか確認しましょう。

2. 小銭かICカードを用意しておく

日本同様、バスの乗車には小銭かICカード(悠遊卡、一卡通)が必要です。

ICカードは、以前は乗車時だけ・下車時だけ・上下車時どちらも……など路線によって違うことがあったのですが、現在は上下車時どちらもカードをかざすよう統一されました。

小銭の場合はおつりが出ない(両替できない)ことがほとんどのようなので、ピッタリの額を運賃箱に入れる必要があります

3. 時間に余裕をもって動く

日本のように時間ピッタリに来ることが少なく、行き先によってはバス停の数が多く、目的地到着までにかなり時間がかかることも。

また、時間帯によっては渋滞にはまってしまうこともあるでしょう。

行きにくい場所に行きやすくなる分、この点はデメリットだといえます。

バス移動の際は特に時間に余裕をもつようにしましょう!

4. つり革や手すりにしっかりつかまる

台湾のバスは、運転手にもよりますが運転が荒い場合がかなり多いです。

つり革や手すりにしっかりつかまっていないと、本当に危険!!

目的地まで比較的距離がある場合、席が空いていればできるだけ座ることをおすすめします。

バスを乗りこなして、台湾旅行をより楽しもう

バスが乗りこなせれば、MRTでは行きにくい場所にも行きやすくなるなどとっても便利です。

料金も15~25元ほどと安いので、交通費をさらに抑えたい方にもおすすめ!

次回の台湾旅行は、ぜひアプリも活用してバス移動に挑戦してみてください♪