日本には瀬戸内海の島々や奄美大島など魅力的な数多くの離島がありますが、台湾にも7つの離島があります。
台湾在住9年目になる筆者ですが、これまで台湾の離島には行ったことがありませんでした。
先日夏休みを利用して初めて離島に行ってきたので、レポートしたいと思います!
もくじ
青い海が最高に美しい!魅力たっぷりな離島の一つ・緑島(りょくとう)
上の写真を見てもわかる通り、緑島の海は透き通っていてとってもキレイ!
シュノーケリングやダイビングの聖地とも言われている場所です。
とは言っても、「緑島ってどこ?」という方も多いのではないでしょうか。
まずは場所や行き方から解説します!
緑島ってどこ?台北からはどう行く?
緑島は画像の赤丸の部分です。
台北から行く場合は、以下の4つ。
- 台北松山空港から台東空港まで飛行機、台東空港から緑島まで飛行機
- 台北松山空港から台東空港まで飛行機、台東から緑島まで船
- 台北から台東まで電車、台東空港から緑島まで飛行機
- 台北から台東まで電車、台東から緑島まで船
台北から緑島まで直通で行く方法はなく、必ず台東で乗り換えることになります。
「船酔いが心配だからできれば飛行機で……!」という方もいるかと思いますが、台東空港から緑島への飛行機の座席数は約20席ほどなので、予約はなかなか難しいようです。
ということで、多くの方は台東の富岡港から船で緑島に向かうことになるでしょう。
(船酔いしやすい方は酔い止めを忘れずに!!)
緑島行きの船が出ている台東の富岡港は、台東市内から車で30分ほどかかります。
バスもありますが本数が少ない上に時間もかかるので、タクシーを利用したほうがベターです!
6~9月頃は台湾も台風シーズンで、実は筆者も当初の日程が台風でキャンセルに……。
なんとか別の日程に動かせたのですが、その日も緑島行きの船が高波の影響で欠航になってしまい、予定していた次の日にやっと行けた、という感じです。
(緑島2泊の予定が1泊になってしまいました)
民宿の方の話では、台風が来ると1週間ぐらい島から出られなくなることもあるとのこと。
緑島旅行は海を楽しむのがメインになるかと思うので、やはり夏がベストシーズンですが、同時にその時期は台風やそれに伴う高波などの影響も受けやすいといえます。
特に日本から行かれる方はスケジュール立ては余裕を持って、キャンセルになったときの代替案も考えておいたほうがいいかもしれませんね。
緑島の美しい海を堪能!
真っ青な海がとにかく美しい緑島。
筆者は海なし県出身なので、海というだけでテンションが上がってしまうのですが、ここまで青い海はなかなか見られないので感動しました!
島内では基本的にスクーター移動になります。
スクーターで走っていると青い海が目に入ってきて思わず見惚れてしまいますが、安全運転に注意しましょう!
ヘルメットなしで走っているスクーターも多く見かけましたが、民宿の人曰く「最近島外の警察が来て取り締まることがあるから、ちゃんとヘルメットをかぶったほうがいい」とのこと。
筆者は緑島で初めてのシュノーケリングを体験しました。
人がかなり多いところでのシュノーケリングだったので、周りの人と何度もぶつかったりするのが残念でしたが、海はとてもキレイでした!!
これでも写真枚数すごーく厳選しましたが、少々写真が続きます。
少しでも緑島の美しい海を感じてもらえたら……!
自然の生き物にもたくさん会える!
浜辺にはキレイな色の魚やヤドカリなど、たくさんの海の生き物に会えました。
夜(結構遅く22時頃)民宿のオプションで「潮間帯」という引き潮の海岸にいる生き物を探すアクティビティがあったので、それに参加してきました!
カニやナマコ、フグなどいろいろな生き物が見られておもしろかったです。
緑島には梅花鹿というシカも生息しており、島内のお店では何頭か飼われているシカを見かけました。
また、こちらも民宿のオプションで「夜遊」という島内の珍しい生き物や星空を見に行くアクティビティがあって、そちらにも参加。
そこでは野生の梅花鹿の親子も見られました!
緑島は鹿肉乾(鹿肉のジャーキーのようなもの)が名産ですが、鹿肉乾は緑島の梅花鹿の肉を使っているのではないようです。
1軒、シカを飼っている鹿肉乾のお店を見かけましたが、生きているシカを見ながら鹿肉乾の試食をするのはちょっと酷でできませんでした。苦笑
緑島に行ったらぜひ食べたい海藻冰
緑島滞在中は天気に恵まれ、日差しも強くとっても暑かったのでかき氷日和でした。
下調べしていたときに気になっていたのが、海に囲まれた土地らしい海藻を使ったかき氷!
「かき氷に海藻?!」と思うかもしれませんが、実際に食べてみると海藻っぽい味はほとんどしません。
下の写真の真ん中のプリンを見てみるとわかると思いますが、うっすら海藻の緑色が見えます。
(氷も少し緑色でした)
緑島では2回海藻かき氷をいただきましたが、いずれも大きな貝殻に入って出てきました。
海藻の緑と大きな貝殻、写真映えすること間違いなしですね!
島内には複数のかき氷屋さんがあるので、気になったところに入ってみてください。
世界三大海底温泉の一つ・朝日温泉
緑島観光で欠かせないのが、こちらの朝日温泉です。
日本、イタリアと並ぶ世界三大海底温泉といわれていて、朝日温泉は美しい海を眺めながら楽しめるのが魅力!
写真からもわかるように、近くの丘から丸見えなこともあり水着・水泳帽着用必須なので忘れないようにしましょう。
※朝日温泉に限らず、台湾の温泉は水着着用のところが多いです。
夜間に行けばよかったのですが、夜は夜遊や潮間帯で時間がなかったので、滞在最終日の午前中に行きました。
ご覧の通りいい天気で暑かったので、筆者はあまりお湯のところには入らず、冷水のところで涼んでいることが多かったです。
温泉の受付のところでは温泉卵用の卵を売っていて、作りたい方は温泉卵を作れるようになっています。
(筆者たちは失敗して、温泉卵ではなく完全に固ゆで卵になってしまいましたが……)
朝日温泉は、名前の通り朝日がキレイに見える場所でもあります。
日の出を見たい方にもオススメのスポットなので、ぜひ行ってみてください!
かわいい猫たちにも出会えました
筆者は大の猫好きなのですが、緑島でもたくさんの猫に出会えました!
多くの子は人懐っこくて、写真撮影はもちろん触るのもOKでした。
猫好きな方は、ぜひかわいい猫たちを探しながら散策してみてくださいね。
台湾の離島も魅力たっぷり!
この記事で緑島の魅力を少しでも感じていただけたら嬉しいです!
筆者たちは天気の関係で楽しめませんでしたが、夕焼けや星空もとても美しいとのこと。
「台湾本土は行き尽くしたから、今度は離島に……」という方は、次の旅行先としていかがでしょうか。