台湾旅行の楽しみの1つはなんと言ってもグルメ!そしてB級グルメの宝庫である夜市散策ですよね。
今回は、台北市の三大夜市(士林・寧夏・饒河)にはもう行った、という台湾リピーターさんに向けて、雙城街夜市をご紹介。
大きな規模ではない地元密着型ではありますが、周辺は台湾在住日本人も多いので日本語もちらほら聞こえてくる夜市です。
夜市周辺のおすすめのグルメやスイーツも含めてご案内します!
もくじ
雙城街夜市はどんなところ?

MRT中山国小駅と民権西路駅から徒歩10分くらいの場所にある雙城街夜市(シュゥァンチォンジェ イェシー)。
夜市自体は100メートルくらいの短さで、2列にずらっと屋台が並んでいるので、片側を歩いて、またもう一方側を折り返し戻ってくると、見るだけなら5分で終わっちゃうようなコンパクトさです。
小さな夜市ながら街の真ん中にあるので、18時ごろを過ぎると多くの人で賑やかです。
夜市と繋がる晴光商圈のアーケードにも人気のスィーツなどが点在しています。
鴻水餃牛肉麵

ここの水餃子を食べるために雙城街夜市に来て欲しいと言っても過言ではないくらい、おすすめしたい屋台です。
いつ行っても行列が出来ています。でも行列ができているのは美味しいと言うこと!
時間帯にもよるかもしれませんが、だいたい平均で10〜15分くらい待ちます。
席は屋台のカウンターと2つのテーブルくらいで12席くらいかな。
ただ行列の中には、テイクアウトの人もいるので、割と早めに自分の番が回ってくる印象です。

ここの水餃子はニラ1種類です。
並んでいる間に、おばちゃんたちが水餃子を包んでいるのを見るのも楽しい。
ボールいっぱいに盛ってあるニラ餡を手際良く包んでいきます。
そして自分の番になったら、「内用(ネイヨン)?外帶(ワイダイ)?」と聞かれます。
ここで食べる場合は、「内用(ネイヨン)」と伝え、席を何気なく指差されるので、その席に座ります。
注文は看板に日本語でも書かれているので、指さしでもOKだし、日本語で水餃子と行っても通じます。

1份/一皿10個入り 70元(約330円)
小ぶりなニラ水餃子が来ました!
お皿も味があって、いいですね〜。
小さな穴の部分には、ニンニクが入っているので、テーブルに置いてある醤油、お酢、胡麻油を入れてお好みのタレを作ります。

中にはぎっしりのニラ!
ニンニク醤油とニラの相性抜群でめっちゃ美味しい!!
皮はツルツルもちもちで、10個もぺろっと食べれます。
周りを見渡すと、20個頼んでいる男性もいたので、分かる気がします。
また、牛肉麺と一緒に食べている人もいました。他の屋台も食べたい!と言う人はお腹の隙間を開けておいた方がいいかもしれませんが、この組み合わせも美味しそうです。
まずは水餃子から食べてみてください!一押しです。
阿富海鮮粥

次におすすめしたいのは、雙城街夜市の端に当たる農安街側にある屋台。
海鮮お粥が看板メニュー。ここの屋台にもよく行列ができています。

一緒に行っていた台湾人の友達も、この材料を見ると美味しそうだと分かる、と言っていました。
新鮮な肉や魚介類が並んでいます。
屋台の前にはテーブルと席があるので、こちらも「内用(ネイヨン)」と伝え、注文して席につけば大丈夫。

海鮮粥 160元 (約760円)
大きなステンレスのお椀に入ったお粥には、エビ、イカ、豚肉、レバー、牡蠣、魚の団子と具沢山!
魚介類の旨味がたっぷり詰まったスープが美味しい!
一般的に夜市で160元は結構高めのお値段ですが、この内容と味なら納得ですね。
写真では見えていませんが、中には牡蠣がたっぷり入っていました。

虱目魚 170元(約810円)
台南の魚で有名なサバヒーの揚げ物です。中国語でシームーユーと言いますが、台湾語でサバヒーと呼ばれているので、そっちの方が発音しやすく、それで覚えています。
サバヒーのお粥も有名ですが、今回は揚げ物を頼んでみました。
外側はさつまいも粉をつけているので、カリっとした食感。中は、柔らかい白身魚で淡白な味わい。
晴光鹽酥雞

夜市では良く見かける鹹酥雞、台湾唐揚げです。ここの鹹酥雞が特別すごい!ってわけではないのですが、美味しかったので紹介します。
まず、鹹酥雞の注文の仕方が独特で、食べたい具材を選んで、カゴ(ステンレスボウルの時もある)に各1個を入れます。この種類とこの種類が食べたいと言う、喋らなくても注文できるという意味。
そして1種類の分量は決まっているので、お店の方が足してくれます。

今回は2種類を購入。
龍珠/たこ 60元(約285円)
四季豆/インゲン豆 40元(約190円)
「龍珠」って漢字だけ見ると、ドラゴンボールかって思うけどw、実はたこの口だそうです。
たこの口って見たことがないので、あんまり想像ができないのですが、熱炒(台湾の居酒屋)にはこのメニューが良くあります。
たこ1匹に対して口って1つですよね?と言うことは、数個入っているのは、とても貴重なのか・・?と思っているところで、出来上がりました。

辛さを聞いてこられるので、ちょっと辛めなら「小辣(シャオラー)」とか「中辣(ヂョンラー)」と伝えます。辛くないのがいい人は、「不要辣(ブヤオラー)」と言いましょう。
台湾の塩胡椒が効いて美味しいです。
ビールに合いそうですね。台湾人は夜市でビールを飲まないので、もし持っている人を見かけたらそれは日本人。もしどうしてもビールと一緒に熱々を現場で食べたい!と言う方は、コンビニでビールを買って、近くの公園で座って食べるのもいいかもしれません。
一代 地瓜球

どの夜市にも必ずある地瓜球。さつまいもボールです。
夜市に来て何を食べたらいいか分からない、でも何か食べてみたい、と言う夜市初心者さんにおすすめの食べ物。
地瓜球は基本どの店の味も差がなく、美味しいです。
丸い生地を油に入れて、ぎゅっぎゅっと押し潰しながら揚げていきます。すると、見る見るうちに大きく膨らんでいくんです!この工程を見ているだけでも楽しい。

そのままの味オリジナル以外に、味のついたパウダーもかけれます。

地瓜球 50元(約240円)
今回は梅とココアのパウダーをかけてもらいました。
カリッ、もちっ、とした2つの食感に、さつま芋の甘さが美味しい〜。中は空洞ですが、沢山入っているので、食べ応えはあります。
梅もココアも食べてみた上で、個人的にはオリジナルが好きだな〜笑
夜市に来たら、ついつい買っちゃう。食べ歩きにちょうどいいスィーツですね。
黄記魯肉飯

晴光公園前にあり、2024年にミシュランビブグルマンに選ばれた魯肉飯(ルーローファン)のお店。
私も以前から好きなお店だったので、ビブグルマンに選ばれて嬉しいのですが、更にお客さんが増えて待ち時間が長くなった気がします。それは仕方ないかぁ。
満席の場合は、注文表を受け取り、頼むものを記載してお店の人に渡すと、番号札が貰えます。その番号を呼ばれたら、お店の中に入れます。
日本人というのをアピールしたら、日本語メニューも出してくれますよ。

B級グルメのお店の割に比較的清潔なのがポイント高いですね。女性一人でもふらっと入れる雰囲気です。

魯肉飯はとろっと柔らかく良く煮込まれています。八角も効いているので、八角が苦手な人にはだめかな〜。
好きな方には、煮卵を頼んで一緒に食べるのをおすすめ!

鶏肉飯 小40元 大55元(小約190円 大約260円)
魯肉飯も美味しいのだけど、実は私のおすすめは鶏肉飯(ジーローファン)。
鶏肉がふっくらしていて、かかっているソースがたまらなく美味しいです。
八角が苦手と言う方は、鶏肉飯をぜひ食べてみてください!

滷白菜/白菜煮込み 55元(約260円)
おすすめのおかずです。しっかり煮込まれた白菜もとろとろ。ダシと小エビの旨味が効いていて安心するお味。

貢丸湯/肉団子入りスープ 35元(約170円)
雪魚丸湯/魚団子入りスープ 35元(約170円)
滷蛋/煮卵 15元(約70円)
スープはそれぞれ、大きな肉団子と魚団子入り。台湾のスープは割と薄めなものが多いのですが、ここのはしっかり味付けされています。セロリが良いアクセントに。
晴光紅豆餅

こちらは晴光市場にある今川焼きのお店。地域によって、大判焼き・回転焼きなど色々呼び方が違いますね。
台湾では、車輪餅(チャールンビン)といって、タイヤに見立てた名前がついています。

中の餡は、3種類。
紅豆(小豆)
奶油(クリーム)
蘿蔔(干し大根)
購入前に、先に餡とどんな包み方にするか決めてください、とあります。
数個買う場合、1個ずつ袋に入れてもらうのか、まとめて袋に入れていいのか。

中の餡はたっぷりで溢れ出しそうですね。

小豆を買いました。
中には2種類の豆が入っていて、大きいのと小さい小豆を使用されているそうです。
美味しい!!
外の生地はパリパリで薄く、餡は甘さがとっても控えめで本来の小豆の味を楽しめる味です。
脆皮鮮奶甜甜圈 晴光店

晴光市場とは反対側に伸びる道筋に黄色く光る看板のドーナツ屋さん。
この辺りに来たらつい買っちゃう大人気のお店です。
揚げたてを販売しているので、時間帯によっては行列がで来ていますが、並んでも食べたいドーナツなんです。

1個 25元(約120元)
ふわふわもちもち、周りに粉砂糖がまぶされたミルキーな味です。
まとめ
夜市ってどこも似たり寄ったりな感じでもあるのですが、やっぱり各夜市の看板店みたいなのがありますよね。雙城街夜市はニラ餃子かな〜と個人的な意見ですが思います。
アクセスもいいし、こじんまりだからこそ歩きやすいので、何度も台湾に来ている方には是非是非、他の夜市などと比べながら楽しんでもらいたいです。