日帰り旅行でも楽しめる!今、新竹をおすすめしたいわけ

台湾の北西部に位置する新竹市は、ハイテク産業が盛んな都市として知られています。特に、台湾シリコンバレーと称される新竹科学工業園区があり、世界的な半導体企業が集結しています。日本では最近、熊本県にTSMCが工場を建設したと話題になっていますよね。

まだまだ観光客には馴染みの薄い都市かもしれませんが、ビジネス面では注目されているので、今後行ってみたいという人も増えてくるのでは。 今回はそんな経済発展を遂げている新竹の魅力とオススメカフェ&グルメをご紹介します!

台北から程よく近い

先ずは新竹は思うよりも遠くないこと!新竹は台北と台中の中間の位置にあります。そのため、日帰り旅にもおすすめ! 時間の限られた台湾旅行では、移動距離も大切ですよね。

個人的なおすすめは台湾鉄路で行く方法です。

在来線(台湾鉄路/TRA)

所要時間:特急で約1時間〜1時間20分
運賃:片道約120〜180元

台北駅から新竹駅までの在来線は、特急や区間快速など様々な種類があります。 新幹線の半額くらいなので、時間が有る方は鉄道で行くのがおすすめです。乗り換えせず、新竹駅で下車します。 「区間」は各駅停車、「自強」が特急の意味。「自強」を選ぶようにしましょう。 切符を購入するのもいいけど、悠遊カードなど交通IC系カードを持っていれば、MRTのように改札口での決算ができるので便利です。

新幹線(台湾高鉄)

所要時間:約30〜40分
運賃:指定席 片道約290元、自由席 片道280元

新幹線の新竹駅は竹北市にあり、台湾鉄路の新竹駅は違う場所なので要注意です。 新竹市の方に行く場合は、隣接する台鉄の「六家駅」で乗り換えて行きます。

バス

所要時間:約1時間30分〜2時間
運賃:片道約100〜200元

台北市内の各バスターミナルから新竹行きのバスが運行されています。交通状況によって時間が変動するため、事前の計画が必要です。

新旧が入り混じる都市、気軽に見れる観光地スポット

2018年、新竹は開拓200年を迎えました。新旧が入り混じる都市で気軽に街中で歴史的な建築物など見ることができます。

新竹駅

1913年、日本統治時代に建てられた駅舎です。

日本人の建築家、松ケ崎萬長によって建てられた美しいバロック建築は街のランドマークになっています。

夜になるとライトアップされて更に美しい駅舎が見れます。

竹塹城迎曦門

新竹は昔、竹塹と呼ばれていたそうです。
1733年、竹槍を材料に竹塹城が築城され、1827年には東西南北の門の一つとして石と煉瓦で作られたそうです。そして日本統治時代に、他の門は取り壊され、現在では東門の迎曦門のみ残っています。

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城隍廟

街の中心にあるお寺、城隍廟。初めて行った人には、どこにお寺がある?となるかもしれません。

城隍廟の前には三角形の広場があり、城隍廟の周りにはびっしりとお店が立ち並んでいます。

入口とかいてある看板を見つけ、その中に入って行くと、中には、立派なお寺が。

朝から多くの方がお参りをしています。

昔からお寺には人が集まるので、お店も集まってくるそうです。でもこんなに近くにびっしりというのは驚きますね。

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住所: 新竹市北区中山路 75號

台湾雑貨好きには嬉しい新竹の新スポット

或者新州屋 OR House

今年の3月にオープンした複合施設。
ここは元々1934年にデパートとして開業されていたのですが、その後放置されていた建物をリノベーションしておしゃれなセレクトショップ、レストランに生まれ変わりました。

台湾産の調味料やお酒、お土産類などデザインも素敵で見ているだけでも楽しいです。

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住所:新竹市東前街16號

食べるのがもったいない!オシャレカフェ

新竹には魅力的なカフェもありますよ!ここでは、特におすすめのカフェを2つ紹介します。

春室 SPRING POOL GLASS STUDIO + The POOL

春室 SPRING POOL GLASS STUDIO は、新竹公園内にあるガラス工房です。

1階ではガラス吹きの体験ができ、自分だけのオリジナルガラス作品を作ることができます。2階はガラス作品が並んでいたり、1階の工房を見ることができるスペースがあります。

そして3階はおすすめのカフェThe POOLが。

真っ白なドアとそこまでに続く白い網状の廊下からわくわくします!

地元産の新鮮な食材を使った軽食やスイーツが楽しめます。

特におすすめなのが、見た目にも可愛いデザート。

蜂巢鮮奶油戚風 160元(約760円)

蜜檸桂花氣泡飲 180元(約850円)

蜂蜜のサクサクしたクッキーが上にのったシフォンケーキ。

お花が咲いたみたいで崩すのがもったいないくらいです!

生クリームはフランス産を使用。とっても美味しいです。

キンモクセイが入ったレモンソーダ。上には台南で有名なアイスクリームのお店、蜷尾家のアイスが乗っています。

さっぱりしたソーダは夏にはもってこいですね!

窓やベランダからは公園の様子も見え、アートとカフェが融合した空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。

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住所:新竹市東區東大路一段2號
営業:10:00~17:30
定休日:月曜日

一百種味道(三民店)

一百種味道は、その名の通り、様々な種類のデザートが楽しめるお店。

本店はテイクアウトのみ、三民店はカフェ併設です。

店前には大きな木もあり、爽やかな雰囲気。

1階は雑貨やテイクアウトのお菓子が並んでいます。可愛い!

このカフェの特徴は、フルーツがふんだんに使われた手作りのケーキやパイ。

どれを頼もうかと悩んでしまいますね!

店内は木目調のシンプルな造りでオシャレです。

今回はお店のスタッフがおすすめしてくれたマンゴータルトとカフェオレにしました。

夏はやっぱりマンゴーが人気だそうです。

溢れそうなくらいのマンゴーは甘くて美味!

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住所:新竹市東區三民路35號
営業:12:00~18:30
定休日:月曜日

山田麻糬製造所

日本風のお餅デザート店。

日本風と言っても台湾ならではの餡もあるので、ぜひ試して欲しい。

お餅の中に芋頭(タロイモ)やピーナツなどは、日本ではあまり見かけませんよね。

台湾では抹茶も人気なので、デザート店で抹茶を使うものも多いです。

周りはきなこがまぶしてあり、中にはぎっしり餡が詰まっています。

今回はタロイモを選びましたが、甘さ控えめですが芋の自然な甘さが美味しいです。

一つ一つ紙に包まれているので食べやすく、包み紙も可愛い。

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住所:新竹市東區文昌街85號

営業:12:00~20:00
定休日:火曜日

新竹に来たらぜひ味わいたいおすすめグルメ

許二姐

城隍廟から徒歩3分のところにある、地元で有名な鴨肉のお店。食事の時間帯になるとかなり賑わっています。

まずは自分で席を決めて、紙の注文表に欲しいものを記入していきます。

鴨肉飯、鴨入りの麺、スープなどバラエティ豊かな鴨肉の料理です。

特におすすめしたいのは、お店の入り口に置いてある燻製。部位毎によって並べてあり、好きなものをボールに入れて店員さんに渡せば、食べやすい大きさに切ってくれます。

鴨肉の燻製 200元(約940円)

少しの塩味が効いてお肉はジューシー!
付け合わせのキュウリが程よい酸味と甘味のあるマリネで箸休めにちょうどいいです。

鴨肉飯 65元(約310元)

燻製鴨肉に甘めの醤油ベースタレがかかっています。脂身も少なくて見た目ほどコッテリな感じではありません。

ご飯が進む一品です。

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住所:新竹市北區北門街35號

営業:10:00~2:30

まとめ

いかがでしたか。台北はもちろん、九份、十分など既に行った方、何度も台湾をリピートしている方には、次の候補地として新竹をおすすめします。

新竹市内は割とタクシーも拾いやすいし、U-berを呼ぶこともできます。また、ユーバイクも台北と同じカードで使えるので登録している人は自転車で動くのも楽しいと思います。

これからきっと話題になるだろう新竹に一足先に行ってみては。