台湾というと小籠包や火鍋をはじめとする台湾料理をイメージすることが多いですよね。
でも実は、ステーキのお店もたくさんあるんです。
日本人が台湾に観光に来てステーキを食べる機会はあまりないと思うので、台湾のステーキ屋さんがどんな感じなのかをレポートします!
もくじ
台湾の庶民的なステーキチェーン店、貴族世家牛排
今回紹介するのは、台湾全土に展開する貴族世家牛排(Noble Family steak House)です。
台湾に数多くあるステーキ店の中でも、比較的リーズナブルなお店だと言えます。では早速メニューから見ていきましょう。
牛・豚・鶏・海鮮から選べるステーキ
メニューは一般的な牛肉のステーキ以外に、豚肉や鶏肉、魚やエビなどの海鮮もあります。
牛肉はニュージーランドやオーストラリア、アメリカ、カナダ、パラグアイなどから輸入したものが使われています。
アメリカやオーストラリアの牛肉は日本でも定番だと思いますが、パラグアイはなかなか見ませんよね。
ステーキの焼き加減はもちろん選べますよ。
牛のステーキは一番安いもので320元(約1,100円)。高いのは北海道産のホタテのステーキ550元(約1,900円)です。
お子様用のセットもあります。
メインの料理以外のスープ、飲み物、デザートなどは食べ放題
貴族世家牛排では、メイン料理以外のおかずやスープ、フルーツ、デザートなどは食べ放題です。
メインの料理を注文したら、ステーキが来るまでは他の料理を食べて待ちましょう。
台湾人は体を冷やすのを嫌うため(特に年配の人)、生野菜のサラダも普段はあまり食べることがないのですが、ここにはサラダも置いてあります。
日本人としては嬉しいです!
台湾ではミニトマトはフルーツ!
フルーツの隣にあるのはかき氷に合わせる緑豆や小豆などです。
この写真を撮影したのは1月で一応台湾も冬。
台湾人は体を冷やしたがらないとお伝えしたばかりですが、かき氷は別腹(?!)なのかもしれません。
ちなみに、フルーツのところにミニトマトがありますが、台湾ではミニトマト(フルーツトマト)は野菜ではなくフルーツに分類されます。
貴族世家牛排の人気はポットパイ
食べ放題メニューの中で人気なのは、写真のポットパイ。
焼き立てが出てくると店内の放送で「ポットパイができました」のお知らせが流れます。
ちょっと食べにくいですが、サクサクパイ生地と中のコーンポタージュがよく合います。
台湾のステーキ店ではコーンポタージュなどのスープが食べ放題のところもよくありますが、コーンポタージュも日本とはちょっと違います。
コーンだけでなく、ハムなどいろいろな具材が入っていて、かなりとろみがあります。
ステーキの付け合せは……うどん?!
メイン料理以外を楽しんでいると、ついにステーキがやって来ました!
注文したのはチキン、魚、ヒレ肉(?)の切り落としです。
筆者はこの時初めて切り落としのステーキを注文したのですが、よく焼かれていたのか硬くて(普段はミディアムが好みです)あまり美味しくなく、失敗でした……。
塊肉にすればよかったです。
貴族世家牛排で不思議なのは、付け合わせがうどんであること。
「ステーキにうどん?!」と思ってしまいますよね。
お店によってはスパゲッティだったり、それ以外の細めの麺だったりすることもあります。
ソースはステーキソースが何種類かありますが、あんかけのようなかなりとろみがあるもの。
筆者はあまり好みではないので、塩コショウでいただきます。
もっと高級なステーキ屋さんもある
今回紹介した貴族世家牛排はリーズナブルで庶民的なステーキ屋さんですが、もちろんもっと高級なステーキ屋さんもあります。
有名どころは王品牛排で、一人あたり大体1,300元(約4,500円)。
王品牛排は前菜やスープ、デザートなどもセットになったコース料理なのでお腹いっぱいになります。
サービスも行き届いているので、何かのお祝いで利用する台湾人が多いようです。
他には、筆者は行ったことがありませんが、日本のいきなりステーキのように好きな部位のお肉を好きなだけ切って焼いてもらうタイプのステーキ屋さんもありますよ。
おわりに
正直なところ、台湾に来てまでわざわざステーキを食べる必要はないと思います。
でも、もし「台湾のステーキがどんなものか気になる!」という方は、身近なところでは夜市にもステーキの屋台がよく出ているので、食べてみるといいかもしれませんね。
お肉好きな方は物は試しと思って一度食べてみてください!