台湾の夏は6月から!台北近郊のビーチ紹介

台湾では今でも祝日などは旧暦に基づいていて、
端午の節句、端午節(ドゥアンウージエ)が過ぎると夏が到来すると言われています。

不思議なことに毎年これがわりと実際のその年の天気とピッタリと合うのですが
今年も本当にそのとおりで、
梅雨もありなかなか温度が上がらなかった5~6月だったのが
端午節を過ぎた途端に真夏の天気になりました!

連日35度の日々がまた始まります・・・。

少しでも夏を満喫するのには、季節のフルーツ、マンゴーかき氷もいいけれど
せっかく島国なんだから海水浴もしたいところ!

でも台北市は海に面しているわけじゃないので、海水浴場ってどこ・・・?ってなりますよね。
(私も移住当初はどこで海水浴できるのか全く分かりませんでした)

この記事では、台北から簡単に行けるビーチをいくつかご紹介します!

プールではなくビーチをおすすめする理由

夏のアクティビティで町中で気軽にできるのプールは!?って思いますが
台湾は実はあまり日本にあるような遊べるプールが少ないんです。

正確な理由は分かりませんが、台湾に住んでいると
「泳げない」
と言う人に会う率がものすごく高いんです。

学校教育で体育の授業に力を入れていない(勉強の方を重視する)とはよく聞きますが
なんでも、学校で水泳の授業がなかったりして
泳ぎ方を知らない人がものすごく多い国なんです。

泳げないから水が怖い人も多いので、多分ウォーターアクティビティが人気じゃないのだと思います。
そんな場所では多分ウォーターパークのような施設は流行らないからか
一番大きな街の台北ですら大規模なものはありません。

街のプールはいくつかありますが、
台湾で市民プールに行くと・・・。

絶対に帽子着用

というルールがあるんです。(泣)

運動センター併設の25mプールのような場所だと帽子着用も納得できますが
売店もあり、ちょっとしたウォータースライダーもあるようなプールで
女性だったらかわいいビキニを着て遊びに行くような場所で、帽子着用・・・。

私はとにかくこれが受け入れられず、台湾でプールは諦めました!(笑)

台北近郊のビーチ

白沙灣(バイシャーワン)

台北近郊で一番人気!と言っても過言ではないこちらのビーチ。
白くて広い砂浜が特徴なので、そのままの名前になっています。

私の周りでもビーチと言えばここ!という方が多い印象。

場所は、淡水からずーっとずーっと北へ行ったところにあります。

真夏の週末はかなり人で賑わうビーチなのですが
私は実はここ、数回しか行ったことがありません。

なぜかと言うと、とにかく遠い!!

現地の方はだいたいみんな車で行きます。
車で行くと台北市内から1時間ぐらいで到着するのですが、
車がなかったら

淡水駅までMRT(台北市内から40分ほど)

バスで1時間

となり、片道2時間弱かかることになってしまいます。
なのでここは絶対に車で行きたいビーチとなります。

2024年現在は分かりませんが、私が行った数年前は
ビーチ周辺にコンビニが全くなかった
のも不便だなと思いました。

夏場は食べ物や飲み物を売る屋台が出そうですが、
やっぱりコンビニがある便利なビーチの方が私は好きです。

福隆(フーロン)海水浴場

年に2回は絶対行くおすすめビーチです!

基隆市のまだもっと奥になるので地図で見ると遠く感じますが
台北駅から台湾鉄道のローカル線一本で行けるのでアクセス良し!
快速電車で1時間、普通電車で1時間20分ほどで到着します。
運賃も激安で、片道70元ほど。

この橋があるビーチは実はリゾート施設の中のビーチで、入場料がかかります。

ここで人数分の入場料を支払って入場します。

電車の駅からここに行くまでの間に
・お弁当屋さん
・コンビニ
・ちょっとした水着や麦わら帽子のお店
など色々と揃っているので、ご飯を買う心配もなし。

そして入場料を支払って入るビーチなので、
シャワーとトイレは無料で使用できます。(結構きれい!)

他の海水浴場はシャワーなどの施設が簡易なものだったりするので
その点ここは安心。

橋を超えてビーチまで行くと、パラソルやゴザなど、必要なものは全てレンタルできます。

そして数年前からリゾート内になんと!スターバックスもできました。

海を見ながらおいしいコーヒーが飲めるスタバ。
もしくはスタバでテイクアウトのドリンクを買って、ビーチで楽しむこともできます。

さらに、このビーチで有名なのがサンドアート。

毎年7月頃から海水浴シーズンの終わりまで(多分9月末頃)
この同じビーチにてプロが作り上げたサンドアートも楽しむことができます。

色んなビーチに行った中で、一番設備が整っているのがこのビーチ。
シャワーやトイレが心配な方は、ここに行っておけば間違いないです!

淺水灣(チエンシュェワン)

お次はあまりメジャーではないけれど、アクセスが良いビーチです。

淡水から北方向、でも最初に紹介した白沙灣までの半分ぐらいの距離にあるこちらのビーチ。

行き方は、淡水駅までMRTで行ってそこからバス一本。
バスで30分以内に到着します。

このビーチの前のバス停で降りるんですが、
降りたら目の前にセブンイレブンが・・・!

私はいつもそのセブンでアイスコーヒーやらご飯、スナックを調達してから
道路を渡ってビーチに行きます。

ここも海水浴場なのでトイレの設備はありますが、
シャワーは一回10元ぐらいのちょっとした費用がかかります。

このビーチは、道路沿いに何件かカフェがあって
水遊びが好きじゃない台湾の方も夕方に夕日デートなんかで来る方が多い印象。

実際に過去にはこうやってとってもキレイな夕日を眺めてから帰ったこともあります。

そしてこのビーチはその名の通り、とにかく浅い!
結構岩が多いのでサンダルやウォーターシューズを履いて海に入る方がいいのですが

ビーチが反対側に小さく見える、これぐらいの距離まで歩いて行ける浅さ。
波も全然なくて穏やかなので、溺れる心配が少なくていいですね。

淡水駅まで遠くないので、最近のお気に入りは午前中にビーチに行って
午後を少し過ぎたら淡水エリアへ戻り、
ご飯かおやつのかき氷を食べてから台北へ帰る、というスケジュール。

市内に住んでたらあんまり行かない淡水エリアも満喫できておすすめです!

番外編:沙崙(シャールン)海灘

最後に紹介するのは、淡水駅から一番近くて
レンタル自転車のYouBikeでも行けてしまうビーチ、沙崙ビーチです。

淡水の街からほんのちょっと先にあるビーチなので、駅からYouBikeで15分ほど。
その他の行き方としては、数年前に新しくできた
淡水ライトレールという電車で行く方法もあります。

淡水のひとつ前の駅、紅樹林で乗り換え。

途中で路面電車になるこの小さい電車で
行き先が二つに分かれてるので、この「沙崙」という駅に行ける方に乗ります。

一回この電車で帰ったのですが、
窓が大きいので夕焼け時の景色が素敵すぎて・・・!

この景色を見るためだけにもう一度乗りたいと思えたほど。

ここのビーチなんですが、実はここは海水浴場ではありません。

このように、設備など全く何もないビーチ。

一、二軒のカフェがあって、夏期間にだけ営業しそうな簡易トイレとシャワーを見かけましたが
設備面では全然整っていないビーチとなります。

なぜかと言うと、このビーチは遊泳禁止なんです。

台湾人の友達によると、昔は遊泳できたそうなんですが
ここは離岸流が発生するため、泳げない人が大多数の台湾では何度か事故が起こったらしく。
それ以降、遊泳禁止ビーチとなりました。

と言っても、本当に浅いところでチャプチャプ遊ぶ程度はOK!
夏場はお子さん連れの方なども遊びに来る場所です。

ここは結構穴場なビーチとなっているので、週末でも他の海水浴場よりは混まないかも。
ゆったりリラックスできるビーチを探している人におすすめです!

まとめ

台湾の夏をもっと満喫するためにも!
台北近郊のビーチの紹介でした。

台湾旅行だと時間があまりなくてビーチに行く機会はあまりないかもしれませんが
淡水からちょっと足を伸ばしたり、台湾鉄道に乗ってちょこっと遠出したい時にいかがでしょうか?

真っ昼間はとても暑いですが、夕暮れなどにビーチで散歩してみると
台湾をちょっと違った角度から楽しめていいかもしれません。

くれぐれも熱中症には気をつけて!
今年の夏も楽しんで過ごしましょう!