【体験談投稿】台湾茶の淹れ方講座に参加して頂きました

◆台灣茶藝館 狐月庵・ビギナー向け台湾茶淹れ方講座に参加してみた◆

最近、美健康に役立つと話題となっている本場の台湾茶。

でも、実際は、どんな味や香りを楽しめるのか、自分に好みにあった台湾茶はどの種類なのか、本場の台湾茶の本格的な淹れ方を知りたいなど、本場の台湾茶に、興味はあるけど、どうしたらよいのかとわからないと、思っている人も多いのではないでしょうか。

私もその一人だったのですが、NHK『ひるブラ』を見て、台湾茶の専門店「台灣茶藝館 狐月庵」を知りました。ここでは、台湾茶の販売だけでなく、台湾茶器を使ったビギナー向けの「台湾茶のおいしい淹れ方(入れ方)講座」をやっていることを知ったので、今回は、思いきって参加してみました。

下町情緒があふれる「谷中銀座商店街」の一角にあります。店内に入ると、台湾女性のアドバイザーとアシスタントのかたがいました。ちょっと緊張しましたが、二人とも話しやすくて、日本語もわかるので安心です。まずは、台湾女性のアドバイザーが、茶葉や茶道具の説明を交えながら、淹れ方を教えてくれます。その後、参加者が実際に淹れて、楽しむという流れのようです。

 

それでは、スタート!

台湾女性のアドバイザーから、本日使う茶葉「鹿谷卿・凍頂烏龍茶」について、説明してくれました。

「凍頂烏龍茶」は、台湾では、台湾四大銘茶と呼ばれる茶葉の1種で、定番のお茶とのことです。お茶の色は、明るい琥珀色で、華やかな香りと、まろやかな甘みを楽しめますとの説明。茶葉は、5グラムを用意しているとのことでしたが、講座では全部の茶葉を使用しないので、余った分を、持ち帰りできるとのことでした。茶葉は、日本の茶葉の形とは、異なり、コロコロと丸い茶葉でした。

続いて、使用する陶器の茶壷(急須)をはじめ、茶海(ピッチャー)、茶杯(コップ)、聞香杯(香りを楽しむための茶器)、茶盤(こぼれたお湯を下に流すもの)、茶荷(茶葉をいれるもの)などの説明です。

まずは、茶壷の中に熱湯を注ぎ、茶壷を十分に温めてから、茶海にお湯を移します。器を温める理由は、凍頂烏龍茶は茶葉が丸まっているので熱を加える事によって、より良く茶葉が開きやすくなるからだそうです。次に、茶壷の底が、見えなくなる程度に茶葉を入れます。

100度の熱湯を、茶壷一杯になるまで、高い位置から、円を描きながら注ぎます。丸い茶葉なので、コロコロと転がすことにより、茶葉が広がっていくそうです。これが結構、難しかったですね。立ってやったほうが良いかもしれません。量は、ちょっと、お湯をこぼすくらいが良いそうです。

次に、蓋をして、更に茶壷の上から、お湯をかけて温めます。

茶葉を蒸らして待っている間に、茶海に入っているお湯を聞香杯、茶杯の順に移し入れて温めます。最後の茶杯が温まったら、茶盤にお湯を捨てます。

茶葉を蒸らす目安時間は、約1分で、茶壷の外が乾いた状態になったら、OKとのことです。

次に、茶壷から茶海にお茶を移して淹れます。台湾茶は、茶壺から茶杯に直接に注がずに、一度茶海に移し替えるのが特徴です。理由は、お茶を配るときに、お茶の味や香りが、皆に平等になるようにとか‥。そのときに、茶壺の持ち方に注意が必要とのことです。

蓋のポチ穴をふさいでしまうと、お湯が出なくなるのと、持ち手部分を持つ際に、茶壷に触れてしまうと、熱いので気をつけてくださいとのことです。腕を動かすのが、ポイントだそうですが、慣れるまでに時間がかかりました。

続いて、茶海から聞香杯にお茶を入れ、茶杯に移し入れます。

聞香杯に残った台湾茶の香りを楽しむのですが、本当に良い香りで癒されます。また、時間が経つと、香りが変わるのには、驚きでした。台湾茶にも、甘い香りや甘味があることを、初めて知りました。

凍頂烏龍茶は、料理のあとに飲むのがオススメとのことで、効能としては、肝機能向上、むくみ予防、花粉症・アレルギー抑制、リラックス効果などに、期待できるそうです。

 

淹れ方や台湾茶についてなど、わからないことや知りたいことを、目の前で教えてくれるので、和気あいあいと会話を楽しみながら、学ぶことができて、凄く楽しかったです。また、台湾茶の心地良い香りで、心身共に癒されました。最後の10分は、店舗貸切で買い物ができたので、台湾四大銘茶「文山包種茶」と、台湾で人気の高級紅茶「蜜香紅茶」を買って帰りました。台湾茶は、ちょっとしたお土産にも、良いですよね。